相馬と言えば相馬野馬追という1000年も続く神事が有名だそうです。
(すみません。名前は知ってましたが詳しくは知りませんでした。)
国の重要無形文化財に指定され、毎年7月23・24・25日に行われ、大勢の観光客で賑わうそうです。
ところが、今回の震災と原発事故で、その開催に黄信号がともっています。
この野馬追、その名の通り、馬が活躍するのですが、その数500頭余。
相双地区(相馬・双葉地区の総称)だけでなく、遠方からも馬が参加するのですが、今回の震災でかなりの馬に犠牲が出ているとのこと。
永く続き、地域の誇りである伝統行事が今年開催できるかどうか、今真剣に話し合われています。
そんな中、原発20キロ圏内の南相馬市小高区などに取り残されていた馬が先日28頭、無事助け出され、同市内の馬事公苑に移されたとのことでした。
町の人たちは、なんとかしてこの「野馬追」を開催したいと願っています。
ボクがボランティア活動で接した町の人たちも、是非見に来て下さいとおっしゃいましたし、ボランティアも「野馬追をやるのなら、ボランティアはみんな観に来る」と意気込んでいました。
祭事を行うには、かなり金銭的負担もあり、かなりの困難が伴いますが、この町の誇りといえる伝統行事を何とか絶やすずに続け、地域の再興の足がかりになればと願わずにいられません。
なお、現在南相馬市役所・野馬追実行委員会で23年度のポスターを販売しています。
ポスターを買うことでも町の人を元気づけることができるはずです。
ご関心のある方は是非、ご購入していただき、被災地南相馬を励ましてください。
商店街に掲げられた野馬追旗
普段この時期には掲げられないと地元のボランティアが言っていた。
原発事故や津波に負けないという原町の人の意気込みの表れかと思います。
原町の南にある野馬追祭場地
競馬場のような広大な敷地 特に被災した様子はない。
7月はここが大勢の観覧客と馬たちで埋まることを願います。
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