自然災害の地震・津波に加えて、原発事故の被害も受けている南相馬市
原発20キロ圏内は警戒区域として立ち入り禁止に
原発20-30キロ圏内は一時は屋内待避となり現在は計画的避難区域・および避難準備区域となっています。また、30キロ圏外でこれらの区域に含まれない地域もあり、市域が見えない「壁」により分断されています。津波被害と闘っている宮城県や岩手県の被災地と異なり、放射能そして風評被害(←これが一番問題)とも闘わなければならないのです。
そのため、一時80%を超える市民が市外に脱出してしまい、ゴーストタウンのようになってしまいました。
4月末になり、半分近く戻ってきましたが、小高区を中心とした原発に近いエリアでは被災しているしていないにかかわらず、未だ自宅に戻ることもできません。
それ以外の地域でも夜になると電気がついていない建物も多く、まだまだ、時間がかかりそうです。
実際にはここ南相馬市の環境放射線計測値は5月当初でおよそ0.5マイクロシーベルト/時
内陸部の福島市や郡山市の1/3程度となっています。これは、空気の流れや地形によるものだそうで福島第一原発からの距離の割に低い値となっています。
国道6号線を原発20㎞境界方面に向かう
車はほとんど走っていない。
国道6号線 20キロ圏内の検問
通常の車は通行禁止
富山県警が警備していた
装備は通常装備
別の道で撮影
手前が20㎞圏外 向こう側が20キロ圏内
手前は見た目普通に暮らしている人がいて、花壇の手入れをしていた。
向こう側は立ち入ることさえできない。
この差はいったい何なのか、考えてしまう。
警戒区域に被災者捜索に向かう自衛隊のバス。
隊員は全員「白装束」
全村域が計画的避難地域に指定された飯舘村
原町から車で20分くらい
5月末までに村外へ避難しなくてはならない。
「沈黙の春」みたいな村になっちゃうのだろうか・・・。
悔しいだろうな・・・きっと。
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