町では頻繁に自衛隊の車を見ます。何箇所にもキャンプもあります。 毎日住民の方も清掃していますが、まだ町のあちこちにごみや瓦礫の山が残っています。
これを今度はシャベルカーなどで瓦礫収集所に運んでいきます。 小さな川沿いの柵、フェンスなどには、まだ泥が乾いたままのごみが引っかかっています。
こういうごみを取る作業は、手作業で時間ばかりかかる効率の悪い作業な上に、ほこりが飛び、作業をするものにとってはいやな作業のひとつになるはずです。
しかも、生活に直接響かない部分なので、きっと後回しになってしまうんだろうと思います。 住宅の清掃が優先になるので、どうしても必要以上に公共の場が清掃されることは後回しのようです。 町の地域にも寄りますが、床上浸水をした住宅もごみが外に出ている以外きれいになっている地域もあります。
ボランティアの力を頼らずに、ご家族だけで家屋内外の泥だしから清掃までしているお宅がたくさんあります。 今まで通りを狭めていた瓦礫を撤去すると、とてもスッキリします。
瓦礫を見るだけでも悲しくなってしまうこともあるので、それが目に入らなくなるだけでも気分もスッキリします。 高級車もそうでない車も一緒くたに泥だらけです。廃車になる車がとても多く、軽自動車が遠隔地から輸送され、ほぼ毎日売り切れになっているようです。
避難所にいる方も、車がなければ不便なことが多いはずです。 炊き出しです。炊き出しはボランティアから、企業から等、さまざまなところで行われています。
炊き出しが始まる時間は決まっているので、時間近くになると行列ができます。 大きなとおりは早いうちから復興しています。町の中心のとおりは日に日に車の数が増えているように感じます。 それでもよく見ると、しっかりと泥の後は残っています。
こういう細かいところが元に戻るのにはどれくらいの時間がかかるんでしょうか。 植木は潮水に漬かってしまっているので、木の種類によってはもう再生しないかもしれないそうです。
すでに現在、枯れてしまっている街路樹もたくさんあります。 ガソリンスタンドは各店舗によってばらつきがあります。
すでに通常通りの営業を再開しているところ、この写真のように張り紙をして再開が遅れているところ。
ただ、最初のころのように行列を作って並んでも限られた量のガソリンしか手に入らないということはないようです。 信号がまだ復旧していない交差点に、交通整理の人が立つようになりました。
ここ2,3日で町中に他県からの警察官がたくさん歩き回るようになりました。この交通整理の人も警察の方です。 専修大学のキャンパス内にあった奇妙なドームがとうとうたたまれました。
このドームを空気で膨らませると中で数十人が寝られるスペースができます。
アメリカ軍から提供されたらしいです。提供されたときに1度、テレビカメラが来たときに一度膨らんだだけで、そのとき以外はつぶれていました。
細かいことはよくわかりませんが、提供してもらったものの、膨らませているときには常に空気を送り込まなければいけないシステムで、もしかしたら使用する電力が多すぎたのかもしれません。場所を取るわりに効率がよくなかったということでしょうか。
今まではつぶれていただけだったのですが、今日はすでにたたまれていました。
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